生き生きだより2025年5月、6月号

百日咳について

百日咳について

今、流行している病気で「百日咳」
耳にしていませんか?

今年は3月末の段階で、既に昨年1年間の感染者数を上回っており4月に入っても過去最多ペースで拡大中なのだそうです。

この「百日咳」 、特に生後6か月未満の乳児には 危険な病気 です!

『百日咳』 ってどんな病気?

百日咳菌によって引き起こされる、特に春から初夏にかけて流行する急性の呼吸器感染症です。
主に飛沫感染によって広がり、その感染力はインフルエンザの10倍とも言われます。
名前の通り、咳が長引く事が最大の特徴ですが、成人はただの風邪と思い込み放置されることも多く、知らないうちにこどもへの感染源となっている場合が少なくありません。

乳幼児が感染すると重症化リスクが高く、命に関わる怖い病気でもあります。現在は小学生の間で感染が流行していますが、これは生後2ヶ月から、4回にわたって百日咳ワクチンを含んだ混合ワクチンの定期接種による免疫効果が、4年~12年とされており、だいたい小学校に入る頃には薄れてしまう為と考えられています。

学校保健安全法では・・・
「百日咳」特有の咳が消失するまで、 もしくは5日間の抗菌薬による治療が終了するまでは出席停止となります。

予防法

既に効果的な百日咳ワクチンがありますので、お子様だけでなく、お子様と同居するおとなもワクチンを接種する事が一番です。
他には、手洗い、うがい、マスクの着用、接触する物の消毒や部屋の換気・加湿等、コロナに対する予防と同じです!
※コロナ禍の時期は「百日咳」への感染はかなり抑えられていました。