こどもの呼吸器感染症について| 生き生きだより2021年2-3月号
心配なこどもの呼吸器感染症
令和3年もあっという間に1ヶ月が経過しました。
県内では、コロナウイルス感染は徐々に減りつつはありますが、
引き続き、感染予防に努めていきましょう!
コロナウイルスも大変ですが、今回はこの季節によく請求がある
よく似たふたつの『こども』の呼吸器感染症についてです。
『こども』の呼吸器感染症とは
RSウイルス感染症
RSウイルスは、主に秋から冬にかけて流行する風邪のウイルスの一種です。
このウイルスは、2歳までにほぼ全員が感染するというありふれた風邪の病原体ですが、年齢や基礎疾患の有無、免疫力、アレルギー素因などの要素によって、重症化する場合があります。
ヒトメタニューモウイルス感染症
ヒトメタニューモウイルスは気管支炎や肺炎などの呼吸器感染症を引き起こすウイルスの一種です。
1~3歳の幼児の間で流行することが多く、小児の呼吸器感染症の約5%から10%ほどは、このウイルスによるものと考えられています。
特に乳幼児や高齢者において重症化することもあり、注意が必要とされます。